失恋や病気、同調圧力に喧嘩、モラハラと女性蔑視など、私はこれまでに嫌な出来事をたくさん経験してきました。
本作はこれらについてのお話が9割を占めています。そういうと、読んでいても苦痛を感じるだけの作品に思えるかもしれませんが、最終的にはその「嫌な出来事」を経て見つけることができた1つの大きな幸せについて触れています。
また、私の創作物であるエッセイや写真、絵に動画といったものが生まれた背景を描いている側面もあり、全10話の内容にも関係する作品を紹介。
10代の頃から40代の現在までのマイナス感情の吐露が大多数を占めた、デトックスエッセイ。しかし最後まで読んでみると、そのカオスがカタルシスへと変わっていくはずです。
「そんなキレイゴト通りに生きられるなら、こんなに迷っていない」と感じている方に、ぜひ読んでもらいたいです。