W様60代「定期的に施術していただくことで、いつまでも女性として生きていきたいと思っています」

60歳を越えた頃から内臓の下垂からひどい便秘と全身の重さでつらくなっていたので、チネイザンとカルサイネイザンを受けることにしました。

 施術はタイ式マッサージで全身をしっかりと緩めた後にチネイザンから始まります。
 初めて受ける施術でかなりデリケートな部位でもあるのですが、倉田さんはとてもやさしく丁寧に触れてくださるので、何の抵抗もなく体を委ねることが出来ました。

 チネイザンはお腹の数か所に指でかなり強い圧をかけながらお腹を上げていくのですが、倉田さんはそのたび強さを確認してくださり、痛いはずなのにいつの間にかウトウト眠っているほど心地よかったです。

 チネイザンが終わるとカルサイネイザンなのですが、こちらは柔らかいボールや踵を外側から膣の辺りに当ててゆっくりと押し上げていくのですが、思っていたより痛さを感じません。
多分60数年間重力に耐えてきた内臓があるべき場所に導かれて喜んだからだと思います。

 思えば生理が始まった頃から私たちの体は、周囲やまた自分自身からの固い護りに縛られているような気がします。
知らず知らずのうちにそれが体への呪縛になっていたのではないかと、倉田さんのマッサージを終えた頃には解放感すら感じていました。

 施術から1週間経ちますが、下半身の軽さは記憶にないほど久しぶりで、それにつられて回らないほどだった首肩も楽になっています!

 早速次回の予約もさせていただきましたが、定期的に施術していただくことで、いつまでも女性として生きていきたいと思っています。

 

W様60代

W様

先日はお時間を作って頂きまして、そして早速次回の御予約も頂きまして、重ね重ねありがとうございます。

W様は、便秘や頻尿等のお悩みで、精神的にも優れないとのお話しでした。
鍼灸院での治療で、便秘は改善されつつあるご様子ですが、ご自身では内臓下垂が原因だと感じられ、子宮を上げていくヨクトーンや、腸を柔らかくしていくチネイザンが良いのではないか?と、根本から正していく方法をお探しだったそうです。

お話しをお伺いしましたら、これまでもそれぞれの年代の身体の変化によって起こる、様々なお悩みに応じた健康法をお試しになられていて、更年期の症状にはコレ、その時期が過ぎてからの別のお悩みにはコレ…というように、変化する身体と伴って、対処法も変わってきているとの事で、いろいろな健康法が沢山あるお話しは、私も大変勉強になりました。

今は便秘と頻尿と精神面がお悩みなので、それぞれの改善法を、私なりに考えていましたが、食生活は問題が無さそうでしたし(漢方も試されていましたし)、骨盤底筋を鍛える運動も、パーソナルトレーニングで、されていた御経験もおありなので、さすがご自身でいろいろ取り組まれていらっしゃって、真剣にお身体に向き合ってこられた方だと感じました。

私の施術で出来る事は、冷えや血流の改善と内臓を元の位置に整える事ですので、 W様は昔から運動嫌いとの事で、タイ式マッサージで血行やリンパの流れを促す事と、ストレッチを多めにして運動効果で代謝を上げましたので、お腹周りも柔らかくなり、内臓にも刺激を与えました。

チネイザンでは、内臓一つ一つに深い呼吸と共に施術しましたので、一ヶ所に何回か繰り返し圧を入れていく事で、徐々により深くアプローチする事が確認出来ました。
膀胱や子宮・卵巣等のデリケートな部分も、仙骨を温熱パックで温めながら、ゆっくりと、そしてコミュニケーションを取りながら施術しましたので、脱力して受けて頂きました。

お腹の施術で既にウトウトされていらっしゃったので、話しかけて起こしてしまうのが申し訳なく感じましたが、初回のお客様には特に注意して、慎重に行いますので、御了承頂けたかと思いますが、次回からは痛かったり、違和感がある時には、W様の方からお声をかけて頂く形で、私からは話しかけないやり方で、流れを止めない事も出来ます。
一度受けて頂いていれば、安心感も違うと思いますし、気軽に「もう少し弱く(又は強く)」と御希望を言いやすくなっていらっしゃるかもしれません。

御感想では、
「 下半身の軽さは記憶にないほど久しぶりで、それにつられて回らないほどだった首肩も楽になっています!」
との事で、良かったですねと言うべきですが、内臓が本来あるべき場所に戻り、下半身の軽さも本来の軽さに戻っただけなので、その姿の方が本来あるべき姿だという事を忘れないように、お身体に覚えこませて下さいね。
どうか重たい下半身に慣れてしまわないように、お身体の感覚に興味深く、関心を失わないままでいて下さいね。
ご自身のお身体の変化や感覚は、ご自身でしかわからないものですし、お身体の健康に気を付ける事は、自分を大切にする事に繋がり、自分自身への“思いやり”となっていきます。
それは、精神面への健康にも繋がっていきます。

お腹の施術の時に眠くなられたのも、腸は脳と関係していて、自律神経にも影響しますので、マッサージで副交感神経が優位になると、リラックスして眠くなりますが、逆にストレスで緊張していると、便秘や下痢を起こしてしまいます。

腸が先か、脳が先か?の相関関係ですが、腸内環境を整える事が、メンタルヘルスに繋がりますので、便秘はすぐにでも改善したいですね。

チネイザンでは、内臓と感情等の精神が繋がっているという概念で、大腸は「落ち込み」や「悲しみ」等に大いに関係があると言われています。
必要以上に執着したり、消化しきれない事はありませんでしょうか?
長年蓄積されてきた心身の緊張や不安感、ストレス等が障害となって、腹部に集まる神経系や血管、リンパ腺等にもつれが生じます。そうなると、それらを巡る生命エネルギー=気の循環が悪くなってしまいます。
こうしたネガティブな感情も、お腹に触れ、コリをほぐしていく事で心も解放されていきます。

ご自身でお腹を触ってみるのも、もちろんお薦めですが、ヤムナボールを使って、腹部にボールを当てて、うつ伏せで5分ほと身を委ねるだけで、重力に負けて下がっていた内臓が持ち上がり、スッキリしますよ。
ボールは、空気を入れたり抜いたりして、お好みの堅さ(柔らかさ)に変えられるので、お腹だけではなく、鼠径部に片側づつ乗ってリンパの流れを良くしたり、私はボールの上に座って、クッションのようにしながら、会陰(施術の最後にボールや踵で押した所)を刺激したりしています。

W様の御感想のお言葉で
「 思えば生理が始まった頃から私たちの体は、周囲やまた自分自身からの固い護りに縛られているような気がします。知らず知らずのうちにそれが体への呪縛になっていたのではないかと、倉田さんのマッサージを終えた頃には解放感すら感じていました。」
と、書かれていましたが、正にその通りですね!

私の施術では、W様は冷え性なので、お薦め出来ませんが、紙ブラ&紙ショーツ無しで受けられる方も多く、意外とそれだけでも解放感を感じます。下着で区切る事なく、全身の施術として、
胸や子宮・卵巣、会陰にアプローチしますので、女性性が刺激され、生命エネルギーが活性化します。
普段あまり意識していなかった女性らしさの象徴を施術する事で、その部位に意識がいき、心地好い呼吸が通ると、自分の身体と繋がり、身体を通して、女性性を謳歌出来るように…なれたらいいなと願いながら行っております!

『おっぱい体操』や、ヤムナボールで子宮・卵巣や会陰、鼠径部をほぐす事は、ご自身でも出来ますが、日々のセルフケアとは又違った、深いリラクゼーションを体質改善と共に行う事も、自分への思いやりに繋がると思います。

Deep breathのレアでマニアックな施術が、これからもW様のお身体のお役に立てるようでしたら、私も嬉しく思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

倉田より