W様60代「同性に、ただ体のメンテナンスの目的のために体の一番深い場所に触れてもらう…という行為が、女性にとってどれほど必要なことで、どれほど自然なことであるのかを初めて認識しました」

今回は以前から施術を受けてみたかったディープチネイザンのコースをお願いすることにしました。
ディープチネイザンは名前の通りディープな施術ですので、誰にしていただいてもいいというわけではなく、セラピストさんを本当に信頼していなくては受けられないものだと思います。
倉田さんはまるで空気のように当たり前に施術してくださるので、何の違和感もなく受けることが出来ました。

今回は、マンモリラクゼーションも入れたコースにしたので、まず始めは全身のガルシャナマッサージから入りました。ガルシャナは乾布摩擦のリンパマッサージ版みたいですが、絹手袋で擦ってもらうと、子どもの頃に母親にお腹を擦ってもらったような安心感に満たされました。
これはこの後の胸へのマッサージの導入になって、安心することで胸の緊張が和らぐからなんですね。
マンモリラクゼーションの名の通りに、胸のマッサージも胸周りのストレッチもとても気持ちがよかったです。

その後タイ式マッサージから、腸と子宮のマッサージになりました
こちらはかなり強い圧にもかかわらず、夢心地で眠ってしまいました。

そして最後がディープチネイザンです。直接膣への施術なのですが、マンモリラクゼーションで安心感、腸と子宮のマッサージで夢心地の流れで、普通のマッサージと同じ感覚で受けることが出来ました。

痛いということもなく強すぎるということもなく、ただ淡々と受けていたことは不思議な感じがします。
同性に、ただ体のメンテナンスの目的のために体の一番深い場所に触れてもらう…という行為が、女性にとってどれほど必要なことで、どれほど自然なことであるのかを初めて認識しました。

私たち女性の子宮や膣は、男性のためにとか、出産のためにとか以外に意識することがありません。実はこの部分が自分の生命力や感情に大きくかかわっているということを知りません。
そのことを知っておくことが出来たら、無用な更年期の不調は防げるかもしれない…と思いました。
定期的に施術することで、これからも倉田さんを通していろいろな気づきをもらいたいと思います。
願わくば、もっと早く出会いたかった!です(笑)

W様60代

W様

先日はお時間を作って頂きまして、そして私の施術の意図・コンセプトをよくご理解頂きました御感想を、本当にありがとうございました。
とても嬉しく拝見させて頂きました。

W様の御感想の中に、
『私たち女性の子宮や膣は、男性のためにとか、出産のためにとか以外は意識することがありません。実はこの部分が自分の生命力や感情に大きくかかわっているということを知りません。
そのことを知っておくことが出来たら、無用な更年期の不調は防げるかもしれない…と思いました。』
と、書かれていましたが、正にその通りだと思います。

更年期の不調や、婦人科系のトラブルは、女性ならではの問題で、女性である自分の身体が嫌になることもあるかもしれません。
しかし、“女性の象徴”である胸や子宮・卵巣、膣が喜ぶような心地好さを体験したら、改めて自分の身体を好きになったり、大切にしょうという気持ちが自然と生まれると思います。
そして、自分の身体を知ろうという気持ちになって、薬やお医者様に頼るだけではなく、身体に優しい生活習慣だったり、自分を責めない心のあり方へ、行動や心境が変わっていけたらいいですよね。

W様の場合も、初回は便秘や頻尿の問題が施術を受ける目的だったように感じていましたが、よくお話しを伺うと、便秘は鍼灸院に通われたり、サプリメント等で改善もされていらっしゃるようで、お身体を冷やさないように気を付けていらっしゃるご様子も伺えますし、本当の目的は違うのかもしれないと思いました。

身体の不調からくる精神面の不調のお話しもありましたので、御本人もいろいろとお調べになられていらっしゃり、「内臓が元気だとしても氣やプラーナが元気じゃないと、本当に健康にはなれない。」というお話しに深く納得しました。

例えば身体は休めていても、頭でごちゃごちゃ考えていたら、心が苦しくなり、心が動いていて疲弊状態だから、本当の意味では休めていません。
私達は心身の状態が良い時は、自分が集中したい物事に注意を向け続けることができますが、調子が良くない時は、集中したくないものに注意を向け続けてしまうことがあるのです。
そして精神面が不調な時は、より積極的に自分に関するネガティブな情報に注意を向けようとしているのです。つまり自らの手で自分を苦しめるような情報を、自分の心に入力しょうとしているのです。

そういう時は、思考を無理矢理止めようとすることより、『何かに集中する』『無心になれることをする』ことで、“今”に集中することが 幸せになる重要なポイントだそうです。
塗り絵や写経、洗い物や掃除やお散歩でも、好きなことが良いのですが、みんな能動的な活動なので、それらをやる気さえもなく、何も考えたくない時は、 Deep breathの施術が“瞑想”のような働きをするかもしれないと、私は思いました!

 『施術を受ける』ことで、寝ているだけで自分の感覚にだけ集中できて、自分と向き合う最高に贅沢で豊かな時間として、幸福度は上がると思います。

実は私は瞑想をしょうとすると、「無心にならなければ!」ということを考えてしまって、逆にいろいろ考えてしまうか、又は眠くなってしまうのですが、唯一大好きなヨガをやっている時は、自然に無心になり、自分の身体の感覚だけに集中できて、心も身体もリセットできるので、もちろんヨガもお勧めですが、身体を動かすことが苦手で、施術を受けることがお好きな方は、『施術を受ける』ことこそが『瞑想』のような効果で、自分の内側と向き合い、全力で自分を癒すことに集中できる時間になるかもしれませんね。

Deep breathの施術は一番短いコースでも100分で、210分までのロングコースを基本にしているのは、肩だけがお疲れの方だとしても、足から頭までの全身を施術することで、巡りのよい身体作りを目指しているからです。
血液、リンパの流れが良くなることで、W様の仰る氣やプラーナの巡りも良くなると思います。

私が何か素晴らしい施術を行っているというよりは、受けて頂く方ご自身の自然治癒力にお任せしている部分が強く、ゆっくり時間をかけて全身を施術することで、自然と身体本来の元気を取り戻していけると信じています。

W様が、私が当たり前のように違和感なく膣の施術を行ったと、お感じになられたのは、私にとっては、女性の象徴である胸や子宮・卵巣、膣のある女性に対して、その部分を施術しないことの方が、逆に不自然に思えてしまうのです。
もちろん、その部分に疾患があったり、デリケートな部分には触れて欲しくない方は別ですが、そういった方はご自身でおっぱい体操や、ヤムナボールで子宮周りをほぐしたり、セルフメンテナンスで膣ケアを行っていらっしゃれば、巡りを良くすることは出来ます。
そのような方には、その部分以外をしっかり流す施術で十分になりますが、大体の方があまりご自身の女性性の部分のセルフケアを行っていらっしゃらないので、リラクゼーションの一つとして、デリケートな部分さえも安心して身体をセラピストに委ねる、そんな時間が女性には必要なのではないかと思って、この施術を続けています。

W様の御感想で、
 『絹手袋で擦ってもらうと、子どもの頃に母親にお腹を擦ってもらったような安心感に満たされました。
これはこの後の胸へのマッサージの導入になって、安心することで胸の緊張が和らぐからなんですね。』
と書かれていましたが、Deep breathの施術時間が長いことも、ディープチネイザンが二回目以降のお客様のみという条件も、全ては“信頼”や“安心感”の為となっております。
頭じゃなくて、身体で安心感を確信出来ましたら、心のガードも外れて、身体を委ねることが出来ると思います。

W様はガルシャナの時に、左側の方が感じにくく、温まりにくかったのですが、右側はすぐ血行が良くなって、体感しやすかったようですが、膣の中も左側の方が柔らかく感じ、右側の方が硬く感じたのは、脊柱管狭窄症が左側だから、左側の筋肉が低下されて、動かしにくくなられて、無意識に右足の方に力が入りやすくなられているのですかね?

膣の中の筋肉は脚の付け根の筋肉と繋がっていますので、膣は膣、脚は脚ではなく身体は全体で一つとして、全て影響しあっているのがわかりますね。

W様は、お身体への意識が高く、感受性も豊かな方ですので、いろいろなことを試された後、このタイミングでDeep breathの施術に出会えたことは、遅過ぎるのではなく、今のW様のお身体にちょうど必要だったから、ベストタイミングだったんだと思いますよ。

施術メニューもいろいろありますので、その都度W様のお身体に必要な施術を提供出来るように、お手伝いさせて頂きますね。
どうぞよろしくお願いいたします。

倉田より