タイ式の秘儀&奥義

★トークセン

 トークとはタイ語で「叩く」と言う意味で、センはタイ伝統医学における経路に相当します。 木槌と杭を使い、全身の筋肉や腱を叩いてほぐす、タイ北部に伝わる伝統医学の秘技です。 トークセンの特徴は、筋肉に対しての刺激だけでなく、神経や腱に対して直接刺激を与える事にあります。通常のマッサージでは、手や指の力が不十分でコリを取るのに時間がかかりますが、トークセンでは体の奥の深くて届かない所まで早めにほぐし、その音と響きで精神をリラックスさせる効果もあります。 その効果は針治療とにているとも言われています。

トークセンで治療が可能な病気 (1)筋肉疲労・筋肉痛 (2)関節痛 (3)椎間板ヘルニア (4)腱の病気 (5)軽度半身麻痺 (6)神経痛 (7)内臓疾患(胃腸病、生理痛等)

背面(背中と仙骨)と前面(鎖骨、胸骨、肋骨、お腹)をトークセンで施術します。 指で押しても深くて届かないところへ直接刺激を与えることで、神経の働きを鎮静させます。 背中は自律神経や内臓の働きを、仙骨は婦人科系の不調を、整えていきます。 前面の施術は、縮みがちな胸郭を広げて、深く呼吸しやすくしていきます 体の痛みや精神的な疲れ、ストレス等を和らげ、リラクゼーションと治療両方からのアプローチができる、珍しい施術です。


★ヌアットパカマー

タイ語で『ヌアット』はマッサージ、『パカマー』と言うタイの布を使ったタイ式マッサージの一種です。

直接手ではなく、布なので、通常のマッサージよりも、受け手側の力が抜けやすく、身を委ねてくれるので、とてもリラックスしながら施術を受ける事ができます。 ふわっと布に包まれる感覚のゆらゆらは、ハンモックに寝ているような脱力感。

パカマーを使用して、首や足のストレッチは、脱力したまま行えますので、普段から身体に力が入りやすく、お疲れが溜まりやすい方や、ふわっと布に包まれる新感覚を味わってみたい方にお勧めです。

★チネイザン

お腹にタッチをし、各内臓に氣を巡らせて、内臓を本来の状態にするというマッサージ法です。続けると身体の中の老廃物や悪い氣が排出されるというデトックス効果が得られます。

そしてお腹は「第二の脳」と呼ばれ、内臓と感情には密接な関係があります。チネイザンで内臓に直接働きかけると共に、感情のバランスを整え、全体の生命力を高めることを目指しています。 中国の伝統医学とアメリカの近代的医学と身心セラピー、それにタイの手技療法が合体した奇跡のようなメソッドです!

 お腹をこねたり、揺らしたり、撫でたり、さすったり…と優しくタッチします。マッサージで揉みほぐすというよりは、手の平で内臓を温め、柔らかくしていきます。そして、内臓一つ一つに深い呼吸と共に、じわじわと刺激を入れていきます。 ストレスは消化器系の様々な病気の一つで、胃潰瘍や慢性胃炎の患者さんのお腹はカチカチなのです。健康なお腹というのは、柔らかくて弾力があって、艶があります。筋肉も硬いだけではダメです。柔らかくて、弾力性があり、力があるのが理想です。 身体の内側と向き合いながら、脂肪で固まっているお腹、反対に筋肉でガチガチのお腹、ぶよぶよと弾力性のないお腹、平べったいけれど硬直しているお腹を、若々しい健康的なお腹に変えていきましょう! お腹、下腹部に時間をかけることで、お腹の奥の方がポカポカとしてきます。 デリケートな内臓や冷えやすい子宮や卵巣が温まることで、身体の免疫力もアップし、ホルモンバランスを整えます。 東洋では、昔から内臓と感情には密接な関係があると考えられてきました。内臓に直接働きかけるとともに、感情のバランスを整え、身体全体の生命力を高めることを目指しています。