食生活の急激な変化

●冷たい飲食

●動物性高脂肪・高たんぱくの過剰摂取

●精製糖・塩・人口甘味料の過剰摂取

●食品添加物・残留ホルモン・有毒ミネラルの摂取と蓄積

●伝統食文化の崩壊

●不規則でストレスフルな忙しい毎日の食事

・よく噛まない
・食べ過ぎ
・夜遅くの飲食
・飲酒の習慣
・外食、中食、個食の増加

食生活の改善

■精製された炭水化物
白米、白パン、白パスタ、うどん、ラーメンなど、精製された炭水化物は、精製の過程でビタミンや食物繊維が失われてしまうので、体内で簡単に消化されてしまいます。したがって、栄養価が低いだけでなく、消化するための代謝活動をほとんど行う必要が無いので、こうしたものを食べ続けていると、体内では消化・吸収・代謝で消費カロリー量が少なくなり、それでいて血糖値が大きく上がり、急降下するのですぐに空腹感を招きます。

このような炭水化物の代わりに食べたいのが、玄米、雑穀、蕎麦、黒いパン(玄米、ライ麦パンなど)。これらは腹持ちも良く、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富なので糖質や脂質の吸収が緩和されることや、代謝アップを促進するのが特徴です。

■白砂糖や人工甘味料

白砂糖や、白砂糖を使ったデザート・飲み物も代謝を落とします。これらも体内で簡単に消化され、同時に血糖値が急上昇することで取り込んだカロリーをエネルギーとして燃やす事なく、脂肪として身体に蓄積しようとするので、食べ過ぎれば肥満になるのは当然となります。

また、カロリーゼロやカロリーオフの人工甘味料も同様なうえ、添加物の安全性も考える必要があるようです。さらにそれだけでなく、人工甘味料を常に使用していると、味覚が甘いものに慣れてしまい、かえって依存的になるともいわれているので、こういった人工甘味料入りの缶コーヒーやソフトドリンクも注意したほうがよいでしょう。

これらの代わりとしてオススメしたいのが、黒砂糖、ハチミツ、メープルシロップ、アガベシロップ、ラカント(羅漢果から抽出)といった、手を加えていない自然のままの物。また、甘いものが食べたくなったら果物の糖分から適度に摂るのも良いでしょう。

■揚げ物

揚げ物を始めとする脂肪分の多い食べ物も、食べる頻度が多ければ多いほど代謝を下げてしまいます。これらは体が消化に使うための時間が長くかかり過ぎるため、消化機能がパンク状態になって休憩状態に。結果、身体は消化しきれない脂肪分を将来的に使うエネルギーとして蓄積し、体脂肪が増えて体重も増えてしまうというわけです。

から揚げ、とんかつ、コロッケ、天ぷら、フライドポテト、ドーナツetc……を食べる回数が多い方は要注意です! どうしても揚げ物が食べたくなったら、その倍以上の野菜を食べたり、次の食事では脂肪分を極力カットしてコントロールするのが良いでしょう。

■加工食品

ソーセージ、ハム、冷凍食品、インスタント麺、スナック類なども、代謝を落とす食材です。これらは保存料を含むケミカルな物が色々と混入されているのと同時に、塩分、脂肪分が多く含まれています。さらに、繊維質がかなり不足している物も多いのが現状です。しかも、カロリーの割に必要な栄養素が摂取できないという問題も考えられます。

忙しくて料理する時間もないような時に加工食品は便利ですが、できるだけ自炊を心がけ、なるべく原型に近い状態の食材を食べるように、どんな成分&食材が入っているのかを意識&注意したほうが◎です。