エストロゲンは、現代の生活では分泌が過剰になりやすい特徴があります。これは、エストロゲンに似た構造の物質が人工的に存在しているからです。これをエストロゲン様物質といいます。人工的に作られた物質ですが、エストロゲンと同じ作用をするため身体に蓄積していくと、生理周期の乱れにつながります。現代の生活の中では、このエストロゲン様物質が身の回りに非常に多く存在しており、私たちは気づかないうちに体内にとりこんでいます。 このような人工的につくられた、エストロゲンに似た作用をもつ物質をキセノエストロゲンといいます。キセノエストロゲンは環境ホルモンといいます。環境ホルモンとは、私たちの体内のホルモンバランスを崩してしまう物質のことで、内分泌かく乱物質とも言われています。 私たちの身体は、エストロゲンとキセノエストロゲンの区別ができません。したがって、体内にとりことまれたキセノエストロゲンは、エストロゲンとほぼ同じ様に作用します。これが原因で、エストロゲンが過剰になったと身体は判断し、ホルモンバランスが乱れ生理周期の乱れにつながっている場合があります
人工エストロゲンの摂取を防ぐ方法
- プラスチック製品を使わない。ガラスの容器に入れる。
- プラスチックの容器に入ったまま電子レンジを使わない。
- ペットボトルの水を飲まない。特に温めたもの。
- 生理用品で高分子吸収ポリマーと言った科学物質を使った物を使わない。
- ホルモン投与された豚、牛、鶏肉を食べない。
- 塩素などの薬品を使った洗剤を使わない。
- パラベンやDEHPなどの化学薬品を使った化粧品(特に日焼け止めや口紅)を使わない。
- BHAや着色料の入った物を食べたり、使ったりしない(入浴剤要注意)
- 蚊取り線香や殺虫剤を使わない。